弥山川・双門コース 後編


中編のつづき。

ここが一つ目の目的地であり、ここでピストンするか、この先に行くか?
しかしこの先の道は友人も行ったことなく、不安アリとのこと。

確実なのはピストンだけど、あの景色の下りは嫌だ・・・(--;
今までのルートから戻る気にはなれません。

そして友人はもう一つの双門を見るのが今回の本当の目的。
これはもう戻る理由はありません、先へと進むことにしました。

双門の滝テラスを越え、再びハシゴの登りを進む。


湿った谷を渡るときにシラヒゲソウの群生を発見。
ハードな山歩きも、普段見ることのない花が見れると儲けものです^^



遭難者のレリーフを目印に正規の双門ルートを外れ、先人の残したテープと、友人が事前に印刷していたネットの情報を頼りに双門方面へ。
道らしい道がなく、登山道として対象外になっている場所なんでしょうね。

何度かテープを見失いそうになりつつも、なんとか双門に到着。


大きな岩の間から向こうが見え、異様な存在感を放っています。





友達が双門の中まで行くべく、ロープを出して下り始める。
自分はサイズ比較写真のために、ここで少し待機。

双門は足元が浮いた岩で滑りやすいらしく、岩が崩れぶつかる音があたりに響く。



友達と双門の対比。



この後、自分も同じところまで下りて、中から双門を満喫しました。


日本とは思えないような神秘的な雰囲気に、どれだけの月日がかかってこの景色になったんだろうか。
・・・なんて思ってしまいます。

先ほどの双門の滝も良かったけど、こっちの方がさらに良い!
自分のウデでこの迫力を写真に収められないのが残念です。


さて滝も双門も堪能した。
後は怪我なく無事に帰るのみ。

帰りなのにしばらく奥に進んで行かなくてはいけないってのが微妙ですが、あの天空のハシゴゾーンに戻ることを考えれば・・・(笑


そして遠くを見渡せる景色も良い。
標高1500mぐらいまでなると、地元とは空の色が違いますね。



お昼ご飯処として目安にいている河原小屋跡を目指す。


整備された斜面の鎖を下ったり。。。



おおっ、水! やっと河原小屋についたか?!


って思う事を3回繰り返したり・・・
(友達はちゃんとGPSで把握していたので、違う事を知っていたけど・・・)



崩れた谷を通ったり。


もうここまで来ると、これぐらいじゃあ平気になるから慣れってのは恐ろしい。

最初は何を目安に歩く道としたらいいか分からないことが多かったけど、進むにつれ歩くべき道が見えてくるようになり、少しずつ環境に自分が適応してきているらしいです。


ハードな道を歩いていると、急にこんな景色が顔を出すから憎い。


アメとムチの使いどころをわかっていらっしゃる。

友達と二人で、「ここの登山センターの人ドSや」とか、「ここの仕事やったら無理やで」とか言いながら歩いていたけど、ふと思えば友人も限界集落にある某登山センターの職員ではないか・・・ しかも仕事もほぼ変わらんのでは・・・ と思った。
いや、何度かツッコミを入れた気がする。
いろいろ話したけど、しんどかったので内容はあまり覚えていない。


河原小屋付近で靴を脱ぎ、澄み切った川見ながらランチを食べる。



そしてトリカブトの群生地もあった^^;

花も葉っぱも毒々しく感じるが、単純に毒だけではなく漢方としても利用されているから驚く。



食後は道なき道(迷った)を登り、帰るコースの尾根へと向かう。
河原小屋から帰るショートカットコースらしいけど、目印のテープが見つけられなかった・・・

それでもなんとか尾根に到着。


今回のコース最大の快適路!

足元ふかふかな尾根歩きに、疲れた膝を癒してくれるようです。
双門の滝でピストンしなくてよかった!と二人で喜ぶ^^







尾根から分岐を曲がり、登山道か獣道か分からない斜面をしゃべりまくりながら下り続ける。
しゃべってたおかげで、気もまぎれて疲れがだいぶマシだったような気がする。

しばらくして金引橋を抜ける。
そこからすぐに最初の分岐(三叉路)に到着!


もうここまで戻れば残るは平坦な林道のみ。
14時40分ごろゴール!

いや、ホントきつかったけど、景色が良かったわ。
 連れて行ってくれてありがとう、友人K。


残りの写真をアルバムにアップしました。

自分のアルバム

友達のアルバム(超広角で迫力あり)





コメント

匿名 さんのコメント…
この辺は時間に余裕があったので、
行ける気してたよ!

双門よかったね!
僕の写真もそうだけど
天気が良すぎて色とびがすごい

もう2度は無いわと思う道やけど、
・・・何かまた行く気がせえへん?(笑)
happa さんの投稿…
陽射しがきつかったから、コントラストが高くて写真には厳しい条件やったねー

また行くとしても、数年は別の場所でいいっす。
超広角レンズの表現力がうらやましい山行やったよ(笑