2016-10-22(土)
吉野でも最も山奥、奥の千本に西行庵というのがあると知って行ってきました。
西行とは平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて生きた人で、もともとは京の皇居を守る武士だったものの出家。
歌人となり俗界を避けるように隠棲。
そのうち3年ほどを過ごした場所がこの西行庵だったとか。
エリートサラリーマンが突然退社して、放浪の旅か・・・
すごいな。
とまあ、そんな感じで西行庵の紅葉はとても美しいとのことらしく、
まだ紅葉には早いけどどんな場所か下見に行ってきました。
近頃は寒くなってきたので、今まで見たく日が昇る前には行動せず、
のんびり9時前に自宅をスタート。
時間的に車が多く、吉野には10時ごろ到着。
吉野の町中は観光客が多いため、バイクもゆっくりと走行。
そして奥の千本へ向かう道へ突入。
走っていると対向から自転車が数度やってきました。
こんなところまでも登ってくるのね・・・
すごいけど、ブラインドカーブの多い道なので怖くてしゃーなかったです。
ま、相手も気持ちは同じだろうで、こっちも注意して走るしか。
自宅を出て約2時間。
西行庵への入り口となる金峯神社(きんぷじんじゃ)に到着。
吉野エリアの終点と言ってもいい場所ですね。
ここまで来ると標高700mちょいあるため冬は積雪し、バイクでのアクセスは困難になります。
過去にTTR250 Raidで登って来たけど大変でした^^;
(主に下りが・・・)
ここは吉野から熊野までの修験道である大峰奥駈道(おおみねおくがけみち)であり、
コースを案内する看板がありました。
調べてみると、距離150km登りの合計は7kmを軽く超えるコースみたいです。
でも、自分は西行庵に用事があるため、ここから20分ほどのコースを行きます^^;
西行庵まではこんな感じの整備された歩きやすい道が続きますが、
道幅が狭く、滑ることもあるので要注意です。
たいしたアップダウンもなく、歩き始めてすぐに到着。
10月下旬に差し掛かったばかりの西行庵は青々をしています^^;
でも、いいじゃないですか、この雰囲気。
とても静かです。
東屋もあるので、ここでお弁当を食べてもいいかもしれませんね^^
すぐ近くには苔清水。
かつて西行も水を汲み、歌にも残っているそうです。
今も飲めそうな感じはするけど、僕は飲みません。
お腹が弱いので・・・
西行庵を後に、バイクで奥の千本をさらに奥へと進みました。
道は林道ほどでもないけど、荒れているところも多々あるので注意が必要ですが、こんな絶景を拝むことができました^^
道沿いにはススキもたくさん。
天気が良ければきれいに見ることができただろうけど生憎の曇天。
それでも見ごろを迎えた植物はいいもんです。
このまま天川村へ行こうと思ったので、走り出してすぐに小雨がポツポツと。。。
こりゃあいかんと、途中の分岐を槇尾方面へ下り黒滝村から帰宅。
11月中旬ごろに再訪すれば紅葉の景色を見れるかも?
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