2017-09-17(日)
写真はボビンケース。
たったこれだけでも糸調子の調整ができることに驚きです。
さて、台風の三連休。
楽しみにしていた山奥でのアクティビティが台無しになったものの、
テレビを見ながらゴロゴロできる趣味は持ち合わせておらず。
性格的に止まったらストレスで病気になるかもしれない・・・
何かしないとあきません。
と、いう事で前々から目を付けていた、実家のミシンに手を入れます。
ターゲットはコレ。
↓
三菱のDB-130Gと言う、30年ほど前の工業用の一本針本縫いミシンです。
自分が小学生の頃、母親が内職で毎日のように使っていたものですが、
もう使われなくなって相当な年月が経ちます。
(ほんのたまーに、厚物縫いで自分が少し使う程度)
しかし、ウチにある家庭用ミシンとは全く違って、
厚物をものともせず縫い上げてくれる逞しいヤツだけに、
このまま腐らせるのは持ったないと常々思っていました。
現状でもテーブル下に装着されている大きなモーターは異音なく現役で動きます。
しかし、やはり使っていない機械なので、各部のオイル切れなどで動きが渋く、スムーズに縫えるとは言い難い状態。
ミシンを持ち上げてオイルパンを確認するとこんな状態。
オイル下限は下回っているけど、とりあえずオイルは残っていました。
しかしまあ、何かゴミがいっぱい・・・
写真には撮っていないけど、硬化(劣化)してパキパキになったホースが落ちていました。
こりゃあ、なんかマズい予感です。
こっちはなんだろ?
ボビン下の空間ですが、オーバーフローしたオイルが溜まるのかな?
こっちもゴミがいっぱい。
劣化したホースはミシン下のここに接続されているのは分かったのですが、
その反対側がどこに向かっていたのかが分かりません。
とりあえず手持ちのシリコンホースをつなぎ、オイルパンに放置。
ちゃんとオイルポンプがあるので正解とは思えないけど、正体が判明するまではこれで・・・
(もちろんオイルも交換した。)
劣化したホースの出どころを探るべく、意を決してミシン内部に手を入れます。
なんと劣化ホースがこんなところにも・・・
他の開けられる部分も開けてホースの道のりが判明。
ミシン下から胴体内を通って、針先方面にオイルを循環させていたようです。
そうと分かれば、劣化ホースを取り除いて新しいホースに入れ替えます。
コーナンで適当な耐油ホースですが、まあ十分でしょ。
ミシンの頭部分からホースを入れ、
胴体内にホースを通します。
そのまま、ミシン下に伸ばし、
取り出し口に取り付け。
ミシン頭側のホースは、写真下側の針先に違いエリアに導いて終了。
この辺の処理が若干いい加減なので、完全正解かは不明ですが、
針先のエリアには綿があったので、ここにオイルを導いて上げられたら正解・・・
だと思いたい。
あとはかろうじて残っていたペラペラのマニュアルに従い、
長期放置後の復活処理を施して終了。
(頭部分の二か所の穴からオイルを垂らす)
道具を片付け、まわりを拭き掃除した後にミシンの電源ON。
試し縫いは後日にするとして、低回転でしばらく動かし、
正常にオイルが潤滑されることを確認して終わりとしました。
いやあ、楽しい。
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